2014年3月14日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。委員会で決まった川内原発の適合性審査書案の作成は、現在準備段階で体制も検討中。森本次長は、パブコメや公聴会などについて、これから検討すると説明した。
- 記事目次
- 第45回原子力規制委員会の開催
- 原子力規制委員会 検討チームの開催について
- 要人面会の予定
- 来週の委員会が休会の理由
- 審査書案の作成時期について
- 審査書案作成の準備担当者の人選について
- 中途採用枠の80人の募集が雇用締切に
原子力規制委員会の開催について
- 来週の水曜日3/19日は、急な案件がないかぎりは休会とする
- その場合の次回は、再来週の3/26になる
- 同日14:30からの田中委員長記者会見も同様の日程
原子力規制委員会 検討チーム等の会議開催予定
- 3/17(月)09:30 第3回高経年化技術評価等にかかる審査会合
- 大村審議官が担当
- 九州電力から説明を受ける
- 3/17(月)14:00 第9回核燃料施設等の新規制基準適合性にかかる審査会合
- 大村審議官が担当
- 日本原燃株式会社(再処理施設)から説明を受ける
- 3/17(月)16:30 第二回核セキュリティに係る検討会、個人の信頼性確認制度に関するWG
- ※会議自体は非公開
- 3/18(火)10:00 第94回新規制基準適合性審査会合
- 桜田部長が担当
- 関西電力、九州電力から説明を受ける
- 3/18(火)14:00 定例規制庁ブリーフィング
- 3/19(水)14:00 第95回新規制基準適合性審査会合
- 島崎邦彦委員担当
- 事業者は未定
- 3/20(木)13:00 第96回新規制基準適合性審査会合
- 更田豊志委員担当
- 事業者は未定
要人面会の予定
- 3/18(火)11:40 福井県敦賀市の河瀬一治市長が来庁、森本英香次長と面会。
- 3/18(火)15:00 原子力発電関係道県議会議長協議会の飯塚秋男会長(茨城県議会議長)他が来庁、池田長官と面会。
来週の委員会が休会の理由
来週の委員会が休会の理由について、森本次長は「議題となるものが今のところ上がってきていない」と答えた。
審査書案の作成時期について
13日の委員会で、川内原発1、2号機の適合性審査書案の作成準備に入ることが決まった。しかし、提出された申請について、規制委が事業者に対して課す課題がまだ残っており、事業者から「申請の補正」がなければ、正式な形での審査書案は作れないという。
「申請の補正がなければ何もできないのか」という記者からの質問に対して、森本次長は「建前としてはその通りだが、審査書案の準備作業でどんな章立てにするかとか、そういうふうな案にするかとか、ある程度はできるので、そこは申請を待たなくてもよい」と説明した。
今後、審査書案に対するパブコメや公聴会などをどうするかが課題になるが、これについてもどうするかはまだ決まっていない。川内原発の審査はまだ継続しており、「申請の補正」もされていないため、いつ委員会での議題に取り上げるかについても、「できるだけ早くと考えている」との回答だ。
審査書案作成の準備担当者の人選について
審査書案の作成は決まったが、担当チームはどのように人選するのか。「今の段階では未定、それを踏まえて今後検討していきたい」と、森本次長は説明する。「具体的な体制については、審査チームの中で議論している」という。
中途採用枠の80人の募集が雇用締切に
14日に締め切り予定の中途採用枠の募集について、まだ確定していないが、14日の午前中までに40件の応募があったという。80人の枠に対して、半分ほどしか集まっていない。その原因について、質問を受けた森本次長は、「こういうのは、だいたい最後の日にどっと来るもの。まだ締めきっていないので、それについて予断をもって申し上げられないと思う」と答えた。
規制庁としては、さらなる追加採用も考えており、継続的に募集の窓口を開いていくとの方針を示した。
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■jaikoman氏によるツイート